マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「国家」や「国」と「政府」とは違うから

 政府関係者が、「政府」という言葉を「国家」や「国」といった言葉とほぼ同じ意味で使っているのを聞くと――
 少々、違和感を覚えます。

 それは――
 たぶん僕が政府関係者ではないからでしょう。

 もし、僕も政府関係者であれば、
(同じ意味で使ってるかもしれない)
 とは思います。

 が――

 それでも――
 やはり――

 両者を混同するべきではない、と――
 僕は思います。

 ……

 ……

 一般に、「国家」や「国」は、

  1)国民(人民)
  2)国土(領土)
  3)国権(主権)

 の3つの要素に分けて――
 理解されています。

 これら3要素のうち――
 3)国権の行使を担う組織が「政府」です。

 よって――
 政府は、あくまでも国家や国の一部ということになります。

 よって――

 ……

 ……

 政府関係者が、

 ――政府の誇り

 という分には――
 まったく違和感を覚えませんが、

 ――国家の誇り

 とか、

 ――国の誇り

 といわれると――
 多少なりとも違和感を覚えます。

 たとえ――
 それら句の含まれた命題が真であったとしても――