マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“男女関係の一対一構造”の出どころ

 生物種としてのヒトの体は――
 形態や機能に多少のバラつきはあっても――
 本質的には、すべて同等であるから、

 ――民主主義

 が生まれた――
 とする考え方があるそうです。

 民主主義では、すべての人が平等とみなされるからです。

 つまり――
 ヒトの体は、どれも本質的には同等であるから――
 必然的に民主主義の思想が見出された――
 ということですね。

 ……

 ……

 きのうの『道草日記』で――
 僕は、

 ――男女関係では、暗黙のうちに一対一の人間関係が前提とされる。

 と述べましたが――

 この前提の出どころも――
 おそらくは民主主義と一緒です。

 もちろん――
 男と女とで性別は異なり、それら体の形態や機能は相応に違うのですが――

 それでも――
 同じ生物種である以上、本質的には同等である――

 よって――
 必然的に男女関係の一対一構造が生まれる――

 そういうことです。

 一夫多妻制よりも一夫一妻制が自然なのは――
 専制主義よりも民主主義が自然であるように、

 ――自然である。

 ということですね。

 見方を変えると――
 一夫一妻制の合理性には、(残念ながら)地域や時代を超えた普遍性はない――
 ということです。

 世界の各国や過去の歴史をみれば――
 たしかに、その通りです。