マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

恋を笑う者は恋に泣く

 ――恋を笑う者は恋に泣く。

 と――
 僕は思っています。

 例えば――

 誰かに恋してしまった人が――
 その恋心ゆえに犯してしまった過ちを気安く嘲弄するような者は――

 いつの日か――
 必ず自分も、同じように誰かに恋をし――
 同じように過ちを犯すに違いない――

 ということです。

 ……

 ……

 恋は危険です。

 判断を誤り――
 瞬く間に地位や財産、家族や友人の全てを失う――
 ということさえあります。

 が――

 恋をしている当人には――
 その危険がみえません。

 ――恋は盲目

 とは、よくいったものです。

 恋を笑う者は――
 その“盲目”性が、よくわかっていないのです。