マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

優越感は悪くない、ただし――

 ――プライドある。

 ということは――
 たぶん、

 ――劣等感がある。

 ということなのだと思います。

 プライドがなくて――
 どんなことにも挑戦し――
 ダメだったら、カラカラと笑っている――

 そういう人は――
 たぶん、劣等感がないのですね。

 あるのは――
 たぶん、優越感――

 ……

 ……

 ――優越感

 というと――
 なんだか悪い感覚のように思えますが――

 本当は――
 そんなに悪くない――
 と、僕は思っています。

 優越感は、中途半端にあるから、いけないのであって――
 ずば抜けた優越感は、むしろ爽やかな印象を与えうるのではないか――

 そう――
 思っています。

 ……

 ……

 ずば抜けた優越感があって――
 その感覚にスッカリ慣れてしまっていて――

 それゆえに――
 劣等感から完全に自由になっていて――

 だから――
 何かで変な心配をしたり、誰かに妙な嫉妬をしたりしない――

 そういうことではないでしょうか。

 ……

 ……

 人がプライドにすがるのは――
 劣等感に苛まれるからです。

 ずば抜けた優越感があれば――
 プライドなんて、いらないでしょう。

 ……

 ……

 ただし――

 もちろん――
 優越感を周囲に漂わせる人は――
 嫌われます。

 が――

 もし――
 その優越感が、ずば抜けていたら――
 そもそも周囲に漂わせる意味がない――

 劣等感がないからです。

 もし――
 その優越感が、中途半端であれば――
 必ずや劣等感を伴います。

 劣等感があるからこそ――
 つい漂わせたくなるのです、その“中途半端な優越感”を――