マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「鬼」や「人」は、まったく異なる概念

 

  世 ・ 身 ・

  ・ 我 ・ 心

 

 という環と、

 

  鬼 ・ 世 ・ 人

 

 という線とをどのように融合させるか――

 ということについて――

 きのうの『道草日記』で一つの答えを示しました。

 

 それが、

 

  人の世 ・ 我が身 ・

  ・ 今の我 ・ 我が心

      ↑↓

  鬼の世 ・ 我が身 ・

  ・ 今の我 ・ 我が心

 

 です。

 

 が――

 

 この答え方では――

 今一つ、わかりづらいのですよね。

 

 もう少し、わかりやすい答えもあります。

 ただし、立体的な表記が許されるなら……です。

 

 それは、

 

  世 ・ 身 ・

  ・ 我 ・ 心

 

 という環を含む平面に対して垂直の方向に、

 

  鬼

 

 と、

 

  人

 

 とを配置する――

 という答えです。

 

 無理に平面上で表記をするならば、

 

  人

  | ・ 身 ・ 心

  世 ・ 我 ・ 

  |

  鬼

 

 といった感じです。

 鉛直上向きに、

 

  人

  |

  世

  |

  鬼

 

 が聳(そび)え立ち――

 それと垂直に交わる水平面上に、

 

    ・ 身 ・ 心

  世 ・ 我 ・

 

 が横たわっています。

 

 ここで注目をしたいのは、

 

  鬼 ・ 世 ・ 人

 

 の線にある「鬼」と「人」とが、

 

  世 ・ 身 ・

  ・ 我 ・ 心

 

 の環と同じ平面上にない――

 ということです。

 

 このことは――

 両者が、まったく異質の要素であること――あるいは、まったく異次元の存在であることを――表しています。

 

 つまり、

 ――鬼

 や、

 ――人

 は、

 ――我(今の我)

 や、

 ――身(我が身)

 や、

 ――心(我が心)

 とは、まったく異なる概念である――

 ということです。