マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“パズル単位”に想定をされうる“活動”や“配線”とは?

 ――“神経単位(neuron)”の実態を明らかにするには“演算”よりも“配線”のほうが重要である。

 ということを、12月16日の『道草日記』で述べました。

 

 ここでいう「神経単位」とは、「神経細胞」のことではなくて――

 僕のいう、

 ――神経単位

 つまり、

 ――脳を含む神経系で行われる“演算”や“配線”の単位を担う神経細胞の集合

 です。

 

 そして――

 ここでいう「演算」が、

 ――“神経単位”を担う神経細胞の集合の活動

 であり、「配線」が、

 ――“神経単位”を担う神経細胞の集合の形成

 であることは――

 12月17日の『道草日記』で述べた通りです。

 

 一方――

 僕のいう、

 ――パズル単位

 例えば、

 ――大きさが等しい 27 個の小さな立方体が集まって 3×3×3 の大きな立方体を成しているようにみえる立体パズル

 の「パズル単位」は、“神経単位”にみたてられうる、ということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 つまり、“神経単位”に“活動”や“配線”が想定をされるように、“パズル単位”にも“活動”や“配線”が想定をされうる――

 ということですね。

 

 では、“パズル単位”に想定をされうる“活動”とは何か――

 

 それは、

 ――大きさが等しい 27 個の小さな立方体が集まって 3×3×3 の大きな立方体を成しているようにみえる立体パズル

 にとっての「小さな立方体」が、脳を含む神経系にとっての「神経細胞」に当たることに留意をすれば――

 およそ、わかるでしょう。

 

 つまり、“パズル単位”に想定をされうる“活動”とは――

 例えば、

 ――その立体パズルを成す“小さな立方体”が位置や向きを変えていくこと

 です。

 

 では、“パズル単位”に想定をされうる“形成”とは何か――

 

 それは――

 例えば、

 ――その立体パズルを成す“小さな立方体”が従う規則や秩序が生じること

 です。

 

 ここでいう「規則や秩序」とは、

 ――その立体パズルが備えている造形的ないし設計上の特性

 といってもよいでしょうし、

 ――その立体パズルの操作においてプレイヤーに課される制約

 といってもよいでしょう――例えば、その立体パズルの“小さな立法体”が、どの方向を軸とし、どのように回転をするのかとか、他の“小さな立方体”のうち、どれと一緒に回転をし、どれと一緒には回転をしないのか、といったことです。

 

 ただし――

 ここでいう「立体パズル」――つまり、

 ――大きさが等しい 27 個の小さな立方体が集まって 3×3×3 の大きな立方体を成しているようにみえる立体パズル

 というのは、

 ――現実世界の玩具屋さんなどで、現在、実際に売られている実在の立体パズル

 ではなくて、

 ――プレイヤーが操作をしなくても、自発的かつ自律的に解けてしまうような仮想的ないし空想的な立体パズル

 であることに留意を要します。