マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

神経

 ――“自分自身の精神”を宿す物

 は、

 ――“自分自身の身体”の一部

 である。

 

 では――

 具体的に、どの一部なのか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――神経

 である。

 

 身体のうち、神経が精神を宿していると考えられている。

 

 よって――

 しばしば、

 ――精神・神経

 あるいは、

 ――精神神経

 と表記をされる。

 

 ……

 

 ……

 

 ――神経

 とは何か――

 

 これを端的に語るのは難しい。

 

 ひとまず、

 ――身体における情報の伝達路

 と述べることはできる。

 

 が――

 そうした伝達路は神経だけではない。

 

 例えば、血管は――

 ホルモンなどの物質――生理活性物質――を伝えるという意味で、

 ――情報の伝達路

 である。

 

 では、

 ――神経

 とは何なのか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――身体のおける糸状の構成物

 と述べることもできる。

 

 つまり、

 ――繊維

 である。

 

 動物や植物の身体の構成物のうち、糸のように細くて長い物は、すべて「繊維」である。

 

 日本語圏では――

 この「繊維」が、20世紀中盤の頃、日本国政府によって「線維」と改められかけたが――

 多くの人々が強く反発をした結果――

 両者が併用をされるに至った。

 

 医学・医療や医学・医療と関連のある学術の分野では「線維」が使われ――

 それ以外の分野では「繊維」が使われている。

 

 ちなみに――

 英語に翻訳をされる時は、どちらも「fiber」である。