人は人に迷惑をかけながら生きていくのですね。
もう、これは、どうしようもない。
もちろん――
僕も例外ではない。迷惑をかけているでしょう。
自分では気付いていないだけで、絶対に、どこかで迷惑をかけているはずなのです。
――人様に迷惑はかけるな!
といわれますね。
たしかに、その通りです。
が、
(そんなん、ムリでしょ)
と思っています。
諦めの境地です。
もちろん――
開き直りは、よくありませんよ。
――どうせ人に迷惑をかけるのだから、ガンガンかけてやる!
というのは、よくない。
――人には絶対に迷惑をかけない。
と誓いつつ、それでも、ついかけてしまう――それくらいの迷惑を諦めるということです。
――私は人には絶対に迷惑をかけていない!
と、平気で胸を張ってしまう人よりは、いくらか健全な境地ではないかと思いたいのです。