マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

書いている本人にしか意味のない話

 過去の『道草日記』を読み返してみると、
(あり?)
 と思うことがある。

(なんで、こんなこと書いたんだろ?)
 ということだ。

 その背景が、まるでみえてこない。
 わけのわからぬ雑文となっている。

『道草日記』を今の形式(Yahoo!ジオログ)に変えてからというもの――
 書いている最中の思いの丈を、なかなか全ては書き込めない。

 字数制限があるからだ。
 1000字以内である。

 この字数では、

 ――書きたいことを書きたいだけ書く。

 というスタンスでは臨めない。
 ときに歯ぎしりをしたくなる。

 それでも――
 今の形式を捨てぬのには理由がある。

 第一の理由は下らぬので、ここには書かない。
 第二の理由は書いてもよかろう。

 ――いかに書かないか。

 に少し拘ってみたくなったのだ。

 ――行間に書き込む。

 ということである。

 これが難しい。

 まあ難しいだろうとは思っていたが――
 ここまで難しいとは思わなかった。

 もしかしたら、行間に書き込むというのは僕のスタイルではないのかもしれない。
 マル太という物書きは、字数制限がきつければきついほどに、自分らしさが発揮できぬのかもしれない。

 マル太は、基本的には、お喋りの物書きである。
 短く簡潔に書くのがツラい。

 そういえば――
 昔、ここまで携帯電話が一般的でなかった頃――
 僕は長電話の常習犯であった。

 2時間や3時間は平気で喋っていた。

 それが――
 携帯電話を使うようになって、料金体系の問題などから長電話をしなくなった。

 その分が『道草日記』に流れ込んでいる。
 本来の『道草日記』はマル太の長電話であったわけだ。

 以上――
 書いている本人にしか意味のない話――