僕は、人の実年齢というのを、なるべく考えないようにしています。
年齢ではなく、その人の振る舞いとか発言の内容とかで、その人への対応を決めたいと思っているのですね。
例えば、子供は一般的には実年齢が低いわけですが――
なかには大人びた言動をする子供もいます。
そうした子供へは、大人として対応するのが礼儀だろうと思うのです。
極端な話――
相手が10歳の子供であっても、25歳であるかのような言動をしていれば、25歳として扱うのがよいのではないか、と――
そのほうが、人間関係が建設的な方向に発展していく気がするのです。
が――
世の中には、これと逆の対応をする人がいますね。
とくに日本人に多い――
たぶん、中国人や韓国・朝鮮人も同様でしょう。
例えば――
相手が25歳の青年であり、かつ、25歳に相応しい言動をしているにもかかわらず、あたかも10歳であるかのような対応をする――
ということです。
50代、60代の年配の人ならいざしらず――
30代、40代の人の中にも、そのような対応をする人がいます。
たぶん、自分が20代のときにそうされたので、今、そのように仕返しているだけのつもりなのでしょう。
が――
これは、いいことはないと思います。
だって――
他人から10歳として扱われたら、
――じゃあ、10歳として振る舞ってもいいのかな。
と思うのが、人情ではないでしょうか。
相手にそう思わせていては――
はなはだ非建設的な人間関係に制限されていくに違いありません。