マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

あまりにも虚構的

 今朝、温泉宿のネット広告をみたのですよ。

 若い男女が、仲良く並んで湯に浸かり――
 こちら側に背を向け、首筋だけをみせている写真だったのですが――

 ……

 ……

 いったい、どういうシチュエーションを狙ったものでしょうか?

 こういうことって、現実に起こりえますか?(笑

 ……

 ……

 もちろん、仲良く並んで湯に浸かっているのですから――
 2人は夫婦か恋人なのでしょうが――

 僕は、これまで、本当の意味での男女混浴の温泉というものを――
 一度だって、みたことがありません。

 看板だけがそうなっているものなら、みたことはありますよ。
 けど、実際には、時間帯によって男女の区分けがなされていたり、お客さんのほうで気を利かせて混浴にしないようにしていたりしていました。

 そういうものでしょ、現実って――(笑

 それなのに――
 よくもまあ、男女が仲良く並んで湯に浸かっている写真なんかを、使えますね(笑

 ちょっと虚構に走りすぎでしょう。

 あまりにも虚構的です。
 マンションの宣伝じゃないんですから――

 マンションならOKですよ。

 若い男女が、マンションの浴室で、仲良く並んで湯船に浸かっている写真なら――
 まあ、そんなに虚構的ではありません。

 が、それだって、程度の問題ですよ。

 どう分析したって――
 若い男女が2人で仲良く湯に浸かっている場面というのは――
 男が身勝手に描く妄想シーンにすぎない気がします。

 一緒にお風呂に入るのを嫌がるのは、たいていは女性でしょう。

 男は、そういう体験を無邪気に喜びますが――
 いざ実行に移そうとすると――
 たいていの場合、「女の羞恥心」という名の分厚い壁にブチ当たります。

 というか――
 ブチ当たるそうです。

 残念ながら――
 これまでの僕に、実行のチャンスがなかったので――
 ハッキリとしたことはいえませんが……ね(悔