小説を書く人と書かない人との違いは――
単に小説を書きたいか書きたくないかの違いではなく――
小説を書かないでいられるか書かないではいられないかの違いだろうと思っています。
小説に限りません。
映像でもマンガでも、何か物語を紡ごうとする人は――
紡ぎたいから紡ぐのではなく、紡がずにはいられないから紡ぐ――
だから――
物語を紡ごうとする人にとっては、物語を紡ごうとしない人のほうが不思議なのですね。
物語を紡ごうとしない人にとっては、物語を紡ごうとする人が不思議でならないと思いますが――
この隔たりは、どうやって生じているのでしょうね。
深い隔たりですね。
実に深い――
だから――
生まれつきの習性の違いで片付けていいのですかね。
もう少し考えてみます。