考えごとというのは――
考えている内容が具体的であればあるほどに、時間を浪費しやすいのですね。
ちょっとの間のつもりが、2時間も3時間も経っていたりする――
内容が具体的だから、飽きもせずに考え続けてしまうのです。
もし、内容が抽象的であったなら――
すぐに考えることに飽きてしまうので、そんなに時間を浪費せずに済むのです。
……
……
うん?
待てよ。
……
……
何となく矛盾しているように感じますね。
だって、
――考えごとは、できるだけ具体的に!
――抽象的な考えごとは時間を浪費する!
などという警句も、よく耳にしますよね。
どういうことなんだろう?
……
……
結局のところ――
抽象的であろうが具体的であろうが、考えごとのやり方には上手い・下手がある、ということなのでしょうね(笑