自分の生き方を省みて、
(ちょっとシンプルじゃなさすぎるな~)
と感じることが、よくあります。
ここでいう「シンプルな生き方」というのは、
――ムダなことはしない、無意味なことはしない――
くらいの意味です。
――賢い人はシンプルに生きている。
と諭す人があるそうですが――
たしかに、シンプルに生きている人は賢くみえます。
賢い人は、ムダなことや無意味なことを、根本的にはしないものですから――
人間、できれば賢く生きたいものです。
かくいう僕だって――
高校や大学の頃は、今よりはシンプルに生きていましたよ。
その後、大学院に進んだ頃から、徐々にシンプルでなくなっていきました。
どこかで道を踏み外したのでしょう(笑
とはいえ――
これからシンプルな生き方に戻りたいかといえば――
そうでもないのです。
今の生き方でいい――というよりも、
――今の生き方がいい。
と思っています。
シンプルな生き方を好んで捨てたわけではないということに――
気がついたのですね。
シンプルに生きていたら息が詰まってきたので――
生き方を変えてみた――
そうしたら心地よくなった――
だから、シンプルに生きることをやめたのです。
たぶん――
世の中には、シンプルに生きたほうがよい人と、そうでない人とがいるのでしょう。
シンプルに生きたほうが楽な人は、シンプルに生きたらいい――
そうでない人は、むしろシンプルに生きてはいけないのではないか――
今は、そう思っています。