違いを認めるのは――
勇気のいることですね。
――あなたと私とは、ここが違う。
ということを確認することには――
どうしても慎重にならざるをえない――
余計な火種を生みかねないからです。
本当は、違うということのほうが当たり前です。
ですから――
違いを認めることは、もっと普通のことであっていいはずですが――
どうも世間一般では、そうではない――
違いを認めることはケンカを始めることに等しいと思っている人が――
世間には少なからずいるようなのです。
背景にあるのは――
――自分は普通――
の思い込みでしょう。
「自分は普通」と思っているから――
「あなたと私とは、ここが違う」などといわれると――
あたかも、
――お前は変だ!
と糾弾されたように感じてしまう――
まずは、皆で「自分は普通」の思い込みを捨てることから始めるのがいいのでしょう。