鳩山総理が辞意を表明したそうですね。
参院選前に社民党が連立政権の離脱を決めたことが、引き金になったようです。
報道によれば、今の連立政権は、沖縄の米軍基地の問題などをはじめ、かなり捻れた体制になっていたので――
起こるべくして起こった辞任劇といえなくもありません。
とはいえ――
ちょっと気になります。
ここ4年、日本国の総理大臣が毎年のように辞めているのですよね。
こんなにコロコロと政権首班の顔が変わたら、健全な民主政治が期待できません。
国政選挙の回数が多すぎるのかもしれないと感じています。
参院選挙は3年1度ですが、その周期とは無関係に、最長4年間隔で衆院選挙が行われています。
したがって、平均すれば、1~2年おきに国政選挙があることになっているのです。
こうした制度を考慮すれば、政権首班が毎年のように交代するのは当然です。
政権を長期に維持しようと思ったら、国政選挙に勝ち続けなければならないのですが――
国政選挙で連戦連勝というのは、よほどの選挙上手でなければムリでしょう。
つまり、今の日本国では、
――政権首班はすべからく選挙上手であること
が必須要件として求められてしまっているのです。
選挙上手は、せいぜい政権首班に求められる資質の1つにすぎません。
少なくとも、資質の全てではない――
参院選挙を、3年に1度ではなく、6年に1度にできないものでしょうか。
議席の半分ずつを改選する今の制度はとりやめ、1度に全ての議席を改選するようにしてしまうのです。
そうすれば、1~2年に1度の国政選挙が、2~3年に1度になるでしょう。
政権首班も、少しは落ち着いて政務にあたれると思います。