若いうちに体得しておくべきセンスに、
――完成度への感受性
があると思っています。
「完成度への感受性」とは――
例えば、勉強でも仕事でも、その成果の完成度が少しでも高くなるようにするには、どうしたらよいかを感じとる能力――
あるいは、その完成度それ自体の高低を正確に見積もれる能力――
です。
この感受性が豊かな人は、将来、どんな活動を行っても、その成果の完成度が高くなります。
逆に――
豊かでなければ、いくら努力を積み重ねても、完成度の高い業績を上げることができません。
なぜならば――
この感受性が豊かでない人は、そもそも完成度それ自体を見積もることができないのです。
当然、完成度を上げるためには何をすればよいのかも、わかるはずがありません。
この感受性は、10代から20代前半に培われるものだろうと思っています。
少なくとも、30代以降になってからでは難しい――
高校生や大学生のうちに、ぜひとも体得させてあげたいセンスです。