マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

地獄の何たらも何たら

 きょうはお盆の16日で――
 街中は、どことなく閑散としておりまして――
 多くのお店が休業していたからです。

 会社も休みのところが多かったらしく、通勤時間帯はスカスカでした。

「こういうのを『地獄の何たらも何たら』っていうんですよね」
 と、顔見知りのタクシーの運転手さんがおっしゃるので、
「そんなことわざがあるんですか?」
 とお尋ねすると、
「ええ、あるんですよ。……あるんですが、いつもきちんと思い出せないんです」
 と頭をかかれます。

「『地獄の何たら……』ですか。僕が思いつくのは『地獄の沙汰も金しだい』ですがね」
「いやいや、それじゃなくてね……。何だっけかなあ……」

 結局、最後まで思い出されることはありませんでした。

 で――
 先ほど、ネットで検索して知りました。

 ――地獄の釜の蓋も開く。

 だそうですよ。
 意味は、

 ――地獄で罪人たちを煮ている鬼たちですら休む。

 だそうです。

 ……

 ……

 知らなかった――
 地獄の鬼たちも休むのですね。

「どっこいしょ……」なんていってるんですかね~。

 やけに人間くさい――(笑