議論を交わすということは、何らかの合意点をみつけることですね。
相違点を互いになじりあうためではない――
ですから――
ケンカ腰で議論を吹っかけたら、その時点で、すでに議論ではなくなっています。
その態度には、合意点をみつけようという意思が感じられないからです。
したがって――
ケンカ腰で議論を吹っかけそうになったときには、そもそも議論を求めてはいけない、ということになります。
――あ、この人とは一緒に合意点を探れそうにないな。
と思ったら――
議論を求めてはいけない――
相手を説き伏せようとする議論は、下の下です。