マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

認めざるをえないようなところが

(あ、この文章、面白な)
 と思ったら――

 その文章が掲載されている書籍の類いは――
 とりあえず、すべて取っておくようにしています――それが単行本であれ、文庫本であれ、新書であれ、雑誌であれ――

 そんなふうにして、もう20年間くらい暮らしてきた結果――
 自宅の中は、書籍の類いで溢れてしまいました。

 足の踏み場もないとは、このことです(反省

 でもね――
 そんなふうにして集めた書籍をあとで見返すかといったら――
 そんなことはないのですよね。

 だから――
 たまに、
(ええい! もう捨てちまうか!)
 と決断しかけるときが訪れるのですが――
 決断できた試しはなく……(苦笑

 要は、

 ――何のために書籍の類いを集めるのか。

 ということです。

 結局のところ、「あとで見返すために――」ではないわけですよ、少なくとも僕の場合は――

 ――そういう書籍の類いに囲まれて暮らすために――

 です。

 はなはだ不本意かつ非建設的な結論ではありますが――
 認めざるをえないようなところがあるのです。