マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「1」ばかり並んでいる

 きょうは、2011年の11月11日なのですね。
「1」が6つも並んでいる――

 この整然さに吉兆を感じるか凶兆を感じるかは――
 たぶん人それぞれでしょう。

 ――「No.1」の「1」が6つも並んでいるのは結構なことだ。

 という人がいれば、

 ――ただの棒にみえる「1」が6つも並んでいて気持ち悪い。

 という人だっているでしょう。

 僕は、どちらかというと、「気持ち悪い」と感じるほうです。

 いえ――
「気持ち悪い」というよりは――
「気分が沈む」とか「落ち込む」とか「つらくなる」といった感じですね。

 子供の頃にみたTVドラマの通信簿を思い出すからです。

 主人公の少年は、終業式に「1」ばかり並んだ通信簿を手渡され、級友たちから嘲笑される、という夢をみました。

 そのシーンは誇張されていて、ドラマも基本的にはコメディ・タッチでしたから、そんなにシリアスではなかったはずですが――
 当時、7~8歳だった僕は、とてもイヤな感じを受けました。

 なぜ、そんなに「イヤ」だったのか。

 もちろん、間接的には、

 ――「人から評価されることへの根源的な恐れ」に初めて自覚したから――

 だと考えられますが――

 直接的には――
 たぶん、そのドラマが実写だったからです。

 実写の映像でみせられたから、我がごとのように受けとめてしまったのでしょう。

 アニメだったら、何でもなかったと思います。