――イヤ～なニュース
というのがあります。
そうとしかいいようのないニュース――
例えば、週刊誌などが報じる醜聞なども含みます。
この「イヤ～なニュース」――
何が嫌なのでしょうか。
目にしたくなかったということ？
耳にしたくなかったということ？
つまり、そんなニュース、知りたくもなかったということ？
……
……
そうではないようです。
少なくとも僕の場合は――
いわゆる「イヤ～なニュース」に触れて嫌な気持ちになることはあっても、それを、
（知らないままがよかった）
とまで思うのは、きわめて稀です。
では、「イヤ～なニュース」をどのように定義したらよいでしょうか。
僕は、こう定義しています。
――知った後で話題に出すのが躊躇されるようなニュース
つまり、
（へえ～、そんなことがあったんだ。知っといてよかった。でも、こんなことで誰かと世間話をするのはイヤだな～）
と思うようなニュースのことですね。
さらにいえば――
それを話題にすることで自分の品性までもが疑われるように感じるニュース――
それが「イヤ～なニュース」なのだろうと思います。
