高校の同窓会に出席してきました。
僕は卒業後初参加でしたので――
多くの元同級生たちとは20年ぶりの再会となりました。
クラス会ではなく、学年会でしたので、出席者は100名以上にのぼり――
すぐに名前を思い出せない人も多く、
(あれ、誰だっけかな~)
と首をかしげることが少なくなかったのですが――
それでも、見覚えのある顔ばかりでしたので、会場に入って30分も経った頃には、すっかり高校時代の気分に戻ることができました。
もちろん――
在学中に親しくさせてもらっていた人たちも数多く出席していましたから――
20年の年月を埋める世間話に花が咲いたのですが――
不思議なことに――
そういう人たちの会話では、そんなに高校時代の気分に浸ることはできないのです。
むしろ、20年の経過を重く実感するだけ――
そうではなくて――
ほとんど在学中にも話をしたことがなく、卒業後も全く音信不通であったような人たちの顔が会場内の遠くのほうで見え隠れするときにこそ――
高校時代の気分に浸れるのですね。
おもしろいものです。