社会におけるトラブルは、人が起こすと思われていますが――
実際には、人間関係が起こすと考えています。
つまり――
いわゆるトラブル・メーカーというものは、人ではなくて――
人と人とのつながりである、ということです。
こうした見解に立てば――
仮に、基本的な考え方や振る舞い方に問題のある人がいても、その周囲の人たちが、その人との人間関係を慎重に結び、築いていくことで、トラブルを回避することができる――
といえます。
よって、
――あいつは考え方が狂っているんじゃないか。
とか、
――あの人は振る舞い方が普通じゃないのでは?
とかと考えていっても、始まらないのですね。
そういう「あいつ」や「あの人」たちと、いかに適切に付き合っていくか――
それをこそ、考えていかなくてはなりません。