自分のことは自分が一番わかっている、と――
つい、人は思いたがるものですが――
実際には――
自分のことは、自分よりも周囲の人たちのほうが、よくわかっているものです。
では――
自分のことは自分で決めるのではなく、周囲の人たちに決めてもらうのがよいのかといえば――
決して、そうではありません。
自分のことは自分で決めるのが、やはり良いのです。
たしかに――
自分のことは、自分よりも、周囲の人たちのほうが、よくわかっているものです。
が――
周囲の人たちは、自分のことに、自分と同じような関心は、ふつうは持っていません。
通り一遍の関心しか持っていない――
自分のことに一番の関心を持っているのは、誰か。
それは自分です。
だからこそ――
自分のことは自分で決めるのが最良なのです。
大切なのは、その理由です。
自分のことを自分で決めるのは、自分のことは自分が一番わかっているから――
では、決してありません。
自分のことに一番の関心を持っているのが、自分だからです。