小さく見えるのに、実際には大きな人や――
大きく見えるのに、実際には小さな人がいます。
どちらが良いとか悪いとかいうつもりはありません。
ただ――
実際の体の大きさと外見の印象とが大きく食い違うのは、
(どうしたわけか?)
と思うのです。
おそらくは、体の大きさの印象が、その体の持ち主の言動(発言や行動の仕方)によって修飾されるからでしょう。
概して――
自己主張の強い人は、大きな体に見え――
自己主張の弱い人は、小さな体に見える――
そういう経験則を感じます。
ということは――
体の大きな人は、自己主張をそんなにはしなくなる、ということでしょう。
体が大きいのに自己主張をしたがっていたら――
体の大きさばかりが目立ってしまい、周囲に煙たがれてしまうかもしれません。
逆に――
体の小さな人は、けっこう自己主張をしたがるものである、ということでしょう。
体が小さいのに自己主張をしぶっていたら――
体の小ささのあまり、周囲から十分な関心を払ってもらえないかもしれないからです。
僕自身の話をすれば――
僕の体は、比較的、大きなほうなのですが――それでも、なぜか自己主張はしたがるほうなのです。
ですから、周囲から思いっきり煙たがれているのかもしれませんが――(笑
では――
なぜ、僕は体が大きいのに自己主張をしたがるのかといえば――
それは、子供の頃は、体が小さかったからなのですね。
自分の体が小さかった頃の記憶は、38歳の今も、脳裏に焼きついています。
それをキレイさっぱり忘れることができるならば――
僕は、そんなには自己主張をしないで済むのでしょう――たぶん――