どんなに疲れていても、
――疲れた~。
とはいわないように気をつけているのですが――
それでも――
疲れているときは、疲れていないときと比べて、何かが違うものなのです。
でも――
その「何か」に気づけない――
それで、かえって厄介なことになったりします。
何が違うのか――
それを明確に説明するのは、ちょっと難しいのですが――
例えば――
物事の感じ方、考え方――
人との話し方、聞き方――
それらどれもが、微妙に違うように思うのです。
どれも微妙にネガティブな方向へとズレていく――
それを無理にポジティブな方向へもっていこうとして、かえってギクシャクする――
そんな厄介な状況に陥ります。
そういうときに、ふと――
(こんなことなら、いっそうのこと「疲れた~」と思いきり溜め息をついたほうがいいんじゃないか)
そう思うことがあります。
少なくとも――
自分が疲れていることを自分自身に伝える危険信号には、なるでしょうから――