不注意は習慣です。
一時の油断や気の迷いなどではありません。
ですから――
自分の不注意を直そうと思ったら――
新たな習慣を身につけるしかありません。
その不注意を打ち消すような新たな習慣です。
例えば――
常に注意を払いつづける習慣――
……
……
もちろん、それが理想ではありますが――
あまり現実的ではありません。
人に注意力を永続させることなどは、絶対に無理です。
そんなことが可能な存在は、たぶん「人」とは呼べない――
では、どうするか――
状況に結びつけた注意の習慣化です。
例えば、
――○○するときは、いつも△△に注意する。
とか、
――毎日3度は□□に無条件で注意を払う。
とか――
注意の習慣をどの状況に結びつけるのか――
その条件の内容が、不注意の習慣を打ち消します。
その条件の設定の仕方に工夫が足らないと、
――不注意な人
になってしまうでしょう。
僕も、けっこう「不注意な人」なのですが――(苦笑
不注意になっているときというのは――
決して、油断しているときや迷っているときではないのですね。
注意の習慣化の設定を厳密に詰めていないときです。