マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

美を感じるのはマメな人

 自分の見ているものを、

 ――美しい。

 と感じるためには――
 そのように感じるための準備が必要です。

 その準備とは何か――

 例えば――
 その審美の基準を十分に研ぎ澄ませていなければならない――

 ――嗚呼、美しい!

 と随喜する人は――
 そう感じるための準備を滞りなく済ませていた人です。

 ある意味で――
 マメな人です。

 ズボラで横着な人は――
 美を感じるのが、なかなかに難しいでしょう。