――感情的
という言葉は――
通常、否定的な意味合いで用いられることが、ほとんどですが――
やっぱり――
それは人の世では、少なくともある程度は、理にかなったことで――
感情的になって良いことというのは――
たぶん、ほとんどないと思うのです。
人は、いったん感情的になれば、事実の認識は歪み、思考の論理は乱れるものです
その結果――
余計な損失を招きます。
それでも――
人は、時に感情的になってしまう――
かくいう僕も――
しばしば感情的になることがあります。
これは――
もう、どうしようもないのでしょうね。
そういうものだと思って――
割り切るしかない――
感情は、認識や思考の不確定要素として、つねに計算に入れておく――
結局は、そうすることより仕方がないのだと感じます。
そう割り切れば、割り切ったで――
少し暗澹とした気分になりますが――
それもまた不確定要素の一つなのです。