体は、各部位が色々と複雑につながっているので――
どこかで不具合を起こすと――
思いもよらぬところで症状が現れたりします。
もちろん――
だいたいは症状の現れたところで不具合が起こっているのですが――
そうでないことも、けっこうあるのです。
だから、厄介なのですよね、体のことは――
そうした体の複雑なつながりをなんとなくでもわかっていれば――
思いもよらぬところで症状が現れたりしても、
(まあ、そんなこともありうるか)
で、一応は納得できるのですが――
そんなことをなんとなくでもわかっている人というのは、決して多くはありませんので――
釈然としないままに、ただ健康の不安を強く覚えている人たちが少なからず出てきます。
そうした体の複雑なつながりの見方というものを、学校教育のどこかで本格的に採り入れても悪くはないと思うのですが――
難しいのでしょうかね。
中学校では、数学でピュタゴラスの定理を教えたり、理科で天体の運動を教えたりしているのですから――
保健体育で病気の成り立ちくらいを教えても一向に構わないと思うのですが……
わからないことがあまりにも多すぎるから――
学校教育にはなじまないのか……。
でも――
わからないことが多いのは、体に限ったことではないでしょうに――