専門外のことで何か発言をするときは――
自分が素人であることを強く意識するのがよいでしょうね。
例えば――
政治家でない人が政治について何か発言をするときは――
自分が一介の有権者であることを強く意識する――
あるいは――
スポーツ選手でない人がスポーツについて何か発言をするときは――
自分が一介のファンであることを強く意識する――
そうすることで――
当の政治家やスポーツ選手たちを不快にさせるような発言を防ぐことができるばかりか――
むしろ当の政治家やスポーツ選手たちが忘れがちな視点を獲得できるのです。
――自分は素人である。
という意識は――
たぶん、どんなに強く持ちすぎても、持ちすぎるということにはならないでしょう。