マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

虚構の束縛をかなぐり捨て、現実の中空で戯れる

 予定通りにいかない事態に陥ったときは――

 自分の都合や損得を忘れ――
 その事態の推移を楽しむくらいの余裕がほしいと感じます。

 現代社会に暮らしていくと――
 予定通りにいくことがあまりにも多くて――
 予定通りにいかないことが非日常になってしまいますが――

 予定というのは――
 所詮は人が構築した虚構であって――
 その人を取りまく環境の現実とは、およそ無関係なものです。

 予定通りにいくことが、本来は非日常なのですね。

 予定通りにいかない事態の推移を楽しむということは――
 少し大げさにいえば――
 虚構の束縛をかなぐり捨て、現実の中空で戯れるということです。

 太古、すべての生命体が実践していたことであろうと想像します。