予定通りにいかない事態に陥ったときは――
自分の都合や損得を忘れ――
その事態の推移を楽しむくらいの余裕がほしいと感じます。
現代社会に暮らしていくと――
予定通りにいくことがあまりにも多くて――
予定通りにいかないことが非日常になってしまいますが――
予定というのは――
所詮は人が構築した虚構であって――
その人を取りまく環境の現実とは、およそ無関係なものです。
予定通りにいくことが、本来は非日常なのですね。
予定通りにいかない事態の推移を楽しむということは――
少し大げさにいえば――
虚構の束縛をかなぐり捨て、現実の中空で戯れるということです。
太古、すべての生命体が実践していたことであろうと想像します。