雑談の話題というものは――
みつかるときには、いくつもみつかって――
みつからないときには、いつまでたってもみつからない――
そういうものだと感じています。
雑談の話題というものは――
適度に軽く、あとくされがなくて――
そんなに深刻な問題を含んでいないことが肝要です。
「深刻な問題」とは――
例えば、人生問題であったり、社会問題であったり、対人問題であったり――
が――
この「深刻な問題を含んでいない」という条件が意外に難しい――
というのは――
どんな話題であっても、その話題の周辺を探っていくと――
意外に「深刻な問題」に行き当たることが多いのですね。
それを巧く避けるようにして「雑談」に仕上げていくことが必要なのです。
いわば、雑談のための話題整形ですね。
この話題整形が――
すぐに済むときと、なかなか済まないときとがあって――
なかなかに苦労します。
なぜ、すぐに済むときと、なかなかに済まないときがあるのか――
それは、おそらくは――
この話題整形の本質が、ひらめきであって――
経験や知識ではないからです。