マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

何か事件に遭遇したときに

 人は――
 あまりにも思いがけない事件に遭遇すると――
 何の言葉も発せられなくなるものですが――
 
 ある程度は想定していた事件に遭遇した場合には――
 そのあと、かえって饒舌になるようなところがあります。
 
 おそらく――
 その「ある程度は想定していた事件」に実際に遭遇するまでの間に――
 あれこれと無意識に準備しているのでしょう――饒舌に喋る内容を――
 
 ですから――
 
 何か事件に遭遇したときに――
 もし、その事件が自分にとって本当は「ある程度は想定していた事件」であったことを悟られたくない場合には――
 
 喋りたい気持ちがあっても、とにかくそれを抑えて――
 何も喋らないのがよいのでしょうね。