マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分への悪口でヘコタレないために

 自分への悪口は――
 いったん受け止め――そのあと撒き散らせ――
 という話をききました。

 どういうことか――

 自分に対する非難や中傷・誹謗を耳にしたら――
 それらの内容に、しっかりと耳を傾け、的確に要約し――
 その要約を、自分の周囲の人たちに触れて回る――
 ということです。

 そうすることで――
 当初は、自分に対する非難や中傷・誹謗に傷つき、衝撃を受け、元気をなくしていても――
 その要点を、自分の周囲の人たちに、

 ――オレ、こんなふうにいわれてる。

 とか、

 ――アタシ、こんなこといわれてて……。

 と触れて回っているうちに、

 ――こんなふうにいわれてるオレって、むしろ、なかなかのもんじゃね?

 とか、

 ――こんなこといわれてるアタシって、もしかして、案外、スゴいのかも?

 と開き直ることができるのだそうです。

 つまり、

 ――悪口も糧にすることができる。

 ということですね。

(ホントかな~)
 と――
 僕は半信半疑なのですが――

 でも――
 一つ見逃せない点があります。

 それは、

 ――自分に対する非難や中傷・誹謗の内容を的確に要約する。

 というくだりです。

(そんな要約を平然とやってのける人なら、たしかに自分への悪口でヘコタレることはないだろう)
 と感じました。