マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

全体的には巧くいっていて、ところどころで巧くいっていない

 物事が終始一貫、巧くいっているところばかりを見せられると――
 なんだか騙されたような気になります。

(巧くいってることばかりではないでしょ? 巧くいってないこともあるでしょ?)
 と――

 一方――
 物事が根本的に巧くいっていないところばかりを見せられると――
 なんだか気鬱になって落ち込んでしまいます。

(もう、いいよ。そんな巧くいってないことばかりを見たくはないよ)
 と――

 他方――
 物事が全体的には巧くいっていて、ところどころで巧くいっていない――
 そういうのを見せられたときが――
 一番、
(ためになった!)
 と思えます。

 ……

 ……

 何の話か――

 ……

 ……

 教育の話です。

 学校の授業や実習――大学の講義や演習――
 あるいは、社会人向けの講演会やセミナーの類いでは――
 こうした「全体的には巧くいっていて、ところどころで巧くいっていない――」を狙ってやるのが最適でしょう。