マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

誰を信用し、誰を信用しないかの判断が

 誰を信用し、誰を信用しないかの判断が――
 人の世では、大変に重要ですね。

 それと同じくらいに重要なのが――
 誰から信用され、誰から信用されないかの判断――
 でしょう。

 ……

 ……

 誰かに信用されるには――
 まず自分が相手を信用しなければなりません。

 が――
 いくら自分が相手を信用したところで――
 相手も自分を信用するとは限りません。

 相手が自分を一方的に裏切るかもしれない――

 ……

 ……

 よって――
 誰かに信用されるには――

 その“誰か”に裏切られることをも十分に覚悟しておかなければならない――
 ということです。

 ……

 ……

 つまり――

 誰から信用され、誰から信用されないかの判断は――
 誰を信用し、誰を信用しないかの判断と――
 ほぼ同じです。

 そして――

 誰を信用し、誰を信用しないかの判断は――
 結局のところ、裏切られても許せるのは誰かの判断と――
 ほぼ同じです。

 人の世で、もっとも重要な判断は――
 たぶん、これです。