勝負事において、
――攻撃と防御と、どちらが大切か。
という問いは――
意味がないといってよいでしょう。
勝負事では――
攻撃も防御も、どちらも大切であり――
どちらか一方がおろそかになれば――
勝負には勝てません。
が――
それでも――
あえて、どちらに意識を向けるのがよいかといえば――
(それは防御――)
と――
僕は思っています。
なぜか――
……
……
――創業は易く、守成は難し。
という言葉があります。
事を新たに始めるのは容易であるが――
その事を保って続けるのは困難である――
という意味です。
これと同じような意味で――
僕は、
――攻撃は易く、防御は難し。
と思っています。
攻撃も防御も、どちらも大切であり――
かつ、攻撃よりも防御のほうが難しいのであれば――
それは――
防御に意識を向けるしかありませんよね。
……
……
守成も防御も、
(本当に難しい)
と思います。
共通点は、
――いかに途中で心が折れないようにするか。
です。
なかなか先がみえないので――
つらく、苦しいのですね。
創業や攻撃は――
少なくとも精神的には――
難しくありません。
いったん始めてしまえば――
あとは、
――いけいけ、どんどん!
で何とかなってしまうことが多いのです。