人は――
何でもない日常の細部から、自身の老いに気がつく――
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
……
……
そういう老いを――
昨今では――
積極的に受容し、老いに適応していく生き方が推奨されていて――
積極的に拒否し、老いを遮断していく生き方は――
どちらかというと、
――好ましくない。
とされる風潮があります。
が――
……
……
僕は――
(それでもいい)
と思っています。
(老いを受容しなくてもいい)
つまり――
老いを断固拒否し、若さに徹底的に固執していく生き方も――
(それはそれで、ありだ)
と思っています。
……
……
ただし――
それには――
条件があって――
それは、
――そのような生き方を選んでも、つらく苦しくはならない。
という条件です。
……
……
つらく苦しくならないのなら――
別に、よいと思うのです。
老いを拒否し、老いを遮断していく生き方も――
生き方の一つです。
場合によっては――
もっとも幸せな生き方なのかもしれません。