応答には、行動によるものと言葉によるものとがあります。
何か質問や依頼をされたときに――
行動に移すことで応答する場合と言葉で表すことで応答する場合とがあります。
概して――
行動の応答が得手な人は、言葉の応答が不得手であり――
言葉の応答が得手な人は、行動の応答が不得手です。
たいていの人は、これら2種類のどちらかに分類されるようです。
僕自身は、どうかといえば――
僕は、行動よりは言葉の応答のほうが得手です。
行動の応答は、つい、
(めんどくさいな)
と思ってしまいます。
言葉の応答については、自分でも呆れるくらいにマメであったりします。
が――
世の中には僕と正反対の人も多く――
――会議で発言するのは死ぬほどイヤ!
とか、
――とにかく書類を書くのはめんどう!
という声をよくききます。
行動の応答と言葉の応答と――
いったい何が違うのでしょうかね。
生まれ育った環境でしょうかね。
行動よりも先に言葉を求められてきたか、言葉よりも先に行動を求められてきたか――
その違いでしょうか。
僕自身は、たしかに行動よりも先に言葉を求められてきたように思います。
僕の生まれ育った家庭は、そんな雰囲気でした――それを僕の両親が意識していたかどうかは別にして――