時間というものは――
油断をしていると――
どんどん過ぎ去っていくのですよね。
――まだ夜の7時半くらいかな……。
と思っていたら――
実は、すでに夜の9時をまわっていた、とか……。
(うへ~。悲しい~)
と思います。
なんとか時間が過ぎ去るのを遅くしたい……。
……
……
時間が過ぎ去るのを本当に遅くしたいのなら、
――何か不慣れなことを始めてみればよい。
という考え方があります。
例えば――
ふだん全く炊事をしていない人が夜の7時から9時くらいまでの時間の流れを遅くしたいのなら――
夕ご飯の炊事をすればよい――
ということです。
そうしたら――
時間が経つのが遅く感じられる――
というわけです。
ただし、ふだん夕ご飯の炊事をしている人ならば――
その人は炊事をやめなければならない――
そして――
ふだんはやっていないようなことを始めなければならない――
例えば、夜間にスポーツ・ジムに通うとか……。
ふと、
(それって、本当に幸せなことなのかね~)
と思います。
慣れたことをやっていて、あっという間に時間が過ぎ去っていき――
それでも、何か充足感らしきものを覚えるならば――
それは、そんなに悲しむべきことではないのではないか――
たとえ、どんどん時間が過ぎ去っていっても……。
そんなふうにも思うのです。